小学17年生

   

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「いや、それを言うなら中学10年生なのでは」という声がなんとなく聞こえてきたが、俺は12歳なので無視する。

 

というわけで、前回の続編。とはいっても今の気分と書きたいことに合わせて書くつもりだし、そもそも今回一回だけで書ききっていいことなのか?という事柄もある。
前回と同じような長さではなくなるかもしれないし、後半の余計なシリアス感とかはたぶんあまり出ないと思う。

 

察しのいい方はわかっていると思うが、前回が卒業式の時期に合わせて書いたので今回は入学式の時期に合わせて書いているというわけだ。

……というところまで4月の頭に書いていて、しばらく暇だぞ~と思っていたら色んなことが起こって書いてる時間がなくなり4月も下旬になってしまった。まあ先月もそんな感じだったしどうでもいいや(よくはない)

 

で、早速ぶっこんで悪いのだが、そもそもこの時期のことについては書けることがあまりない。何でこんな記事書こうとしたんだ。

 

単純に俺が当時の事をあんまり覚えていない、というか、たぶん頭が勝手に抹消している。

俺はずっと昔から、良かったことはすぐにその感覚を忘れてしまい、都合の悪いイヤな記憶ばかり思い出すタイプだ。それなのにこの頃のことに関しては結構抜けてしまっているのは、おそらく脳が自分を守ろうとしていたのだと思う。

なんなら10年前、2015年中にはすでに4~5月ってそもそも俺どうしてたんだっけ、と正確に思い出せなくなるぐらい忘れてたレベルだから、相当である。

辛うじて残っているものですらアレな記憶で、それらは抹消しきれていないもの、つまり消したいのに消せてないものだからそんなのわざわざここに書くつもりはない。

 

大袈裟な表現になるが、俺としたことが珍しく「墓場まで持ってく」つもりでいる記憶なのである。
ちなみにそれらは黒歴史ではない(含まれなくはないが)。

単純に、あの頃の環境と精神状態がこの世界に存在したということすら個人的にあんまり残したくない、というか変な言いかただけど許したくないのだ。

 

あまり長く深く話そうとするとと今度は「やっぱり全部表に出さなきゃダメなのかもしれない」と怖くなってくる可能性があるので、この辺でやめておく。
当然だがこの話を読んだ皆さんにも詮索はしないで頂きたいと思います。ってか詮索されても出せる話がそもそも無ェ。

 

また、6月にも前回や今回と同じような昔話の記事を書くだろうことを見越し、今は書かないようにしておきたい事柄もある。

……いやまあ、あるって言い切るほど明確なもんがあるわけじゃないのだが、余計な事を喋ったり書いたりするのが大好きな人間なので、そういう心持ちでいないと本当に今回で全部書ききってしまう可能性があるのだ。堪忍。

 

 

 

では先月と同じような始まり方で申し訳ないが、正直入学式の中身の記憶はぜんぜん残っていない。
でも確か雨が降っていた。外が暗かった。

 

……いや、俺の気分的な問題で、もしかしたら普通に曇ってただけかもしれない。
でも外は何もかもが無彩色に見えて、蛍光灯に照らされた学校の内装の色は変に濃く見えて、式の後に出かけた後の空気もなんとなくくすんでいて、俺の記憶の中では暗い日だったということになっている。

 

卒業式と同じような感じで入学式自体よりも式の前後の事の方がよく覚えている。

進学するのがあまりにも嫌だったということは前回の記事でしきりに書いたと思う。
小学校を卒業すれば中学校の入学が待ち受けているのはこの国の子供たちにとっては当然の話だが、とにかく拒みたくてたまらない、陰鬱な気持ちだったのだ。

 

入学式に行く準備の前だったか後だったか、3DSを起動して、この作Pの絵(の、リメイク前の絵)を眺めていた。

心底行きたくない、と思った瞬間とこの絵は記憶の中でリンクしていて、その時の部屋の暗さ、座っていた椅子の硬さ、何故か様々な記憶が濃く残っている。

描いた日自体は入学式の2日前でこの絵を描いた時そのものの心情に関してはちゃんと覚えているわけではないが、やっぱどっか荒んでいたし、それが若干絵に出ているのかもしれない。

 

前日にバンブラPで曲を作っていたらしい。
単純な曲で既にリメイク版のようなものがあり、msへの移植もだいぶ前に済ませてしまったので、なんとなく終わったことのような気がして先日は触れずに終わってしまった。

これに関しては直接的にあの日に関連する記憶は多分ないのだが、やっぱり前日ということで気の重さみたいなのを感じながら完成後の曲を一覧で眺め、聴いていた記憶がある。

 

暗いだの重いだのうるせえな!と俺でも思う。だが当時それぐらいに何かネガティブなものが自分の中で渦巻いていたのは事実だった。

 

 

まあ、明るい(?)話題もなくはない。

 

入学式当日、俺はコピックを手に入れた。

入学式後すぐに都合が良いからと制服のままでお店に取りに行ったのを覚えている。当然それだけで中学が嫌でたまらない気持ちが変わるような事はなかったが、その日あまりに嫌な気分でいたのがほんのちょっとだけ良くなった。

なお、コピックひいてはアナログ絵に関連する話はここに載せるにはあまりに長いので、詳しい経緯などはこっちの記事で書いている。

 

 

もう一つは、前回でも書いていた小学校の時に懇意にしてくださっていた司書さんが、俺の通う中学校に勤めることになると知ったことだ。

つまり、ちょうど俺の進級と共に司書さんも転勤になったというわけ。もう会えないもんだと思っていたので、ものすごくびっくりした記憶がある。

 

ただ上の方で散々4~5月のことは全然覚えてない、と言った通り、中学に入ってからは実際どれだけ図書室に行ったかなどは覚えていない。入り浸っていた記憶はないが、一切足を運ばなかったわけでもなかったとは思う。
中学校は小学校よりも休み時間が短いのでおそらくそんなに行けていなかっただろう。

相変わらず創作自体は続けていたし休み時間に自由帳代わりのノートに落書きをしまくっていたが、余裕がなくなって創作がどんどんできなくなっていった(結果起こったことが今の状態に繋がっている)のは覚えているので、見せに行くようなものもあまりなかったという可能性もある。

 

明るい話題、以上。

 

この「明るい話題」がどっちも創作関連の出来事というところから、やはり自分にとってなんかしら手を動かして作ること、作りたいと感じることは思っている以上に心の拠りどころなのかもしれない、と感じる。

ここ数年はもう何も描きたくない描くぐらいなら死んでやる、みたいな気持ちになる事の方が多いが、当時は冗談じゃなく描かないと死にかけていたし、それでも救えないほどの何かがあった。

……そして結局今でもなんだかんだ色々作っている。こないだコピックの持っていない色を買い足した。

 

テスト、課題、部活、登下校、そんな趣味という名の生命維持に使える時間などほとんどない毎日に直面し、当時の俺が思ったことが詳細に残っているわけではない。当時は日記を書いていなかったし日付や記録を残す事も大して重要だと思っていなかった。

だがむしろ、この頃の事に関してはあまり残ってなくて良かったのかもしれない、と今となっては思っている所もある。余裕がなく絵が描けないだけならまだよかったが(よくないが)、それだけではなかったからだ。
丈夫さだけは無駄にあった奴が疲弊しきる出来事と希死念慮に支配されるだけの何かがいくらでもあった。

 

 

いかん、なんか暗い方向に話が行ってしまう所だった。冒頭で書くのがメンドクサイ小難しくてシリアスな話とかは出ないみたいなことを言ってあるんだからこのへんでやめておこう。

 

正直、ここのフェーズを書いている今現在既に4月も終わりごろになってしまっているのでこれ以上振り返る気にならない。

もともと4月は「なんかある日」が少ないために振り返りのために色々調べる時間を作った上でこの記事を完成させようと思っていたのだが、想像以上にその他の出来事で忙しく不可能だった。
何が書けそうなのかもわからないままとりとめもなく続きを書いているというわけなのだ。

 

アナログ絵関連の話はここに組み込むには膨大すぎるし、作品や当時の調査などもしっかり済んでいるわけではないのであまりその辺にも触れられずもどかしい感じがする。
アンド冒頭でも書いた通り次回がおそらくたぶんきっとあるとなんとなく思っているので、書き過ぎず削りつつ書いていたら前回よりショボイ感じの記事になってしまった。

しかし書くものがないことには続けられもしないのでこの辺で終わる。

 

2025/4/30

 

 

投稿が5月なのにはツッコんではいけない

 

 

 

 

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